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スリランカ建築行脚(4)

更新日:4月10日

スリランカ3日目はいよいよGeoffrey Bawa設計のホテルを訪問。

初日はコロンボの交通量の多さと人に圧倒されました。裏路地や、港で再開発されているベイエリアの海岸線を長時間歩いて着いてそうそう疲れていましたが、いよいよホテル建築に足を踏み入れる高揚感があって出発初日から早起きしてホテルで朝食を済ませました。この平面図はジェットウィングライトハウスホテル。バワの設計したホテルの中でも名作の一つとされています。南に書かれている道路は南はゴール(ガレ)市街。北はアフンガッラやカルタラ、さらにコロンボまでつながる主要道路です。(コロンボから車やバスで向かう場合は内陸部の高速道路を走ります)


予定はコロンボを早朝出発して先ずはこのホテルを訪問。その後ゴール市街をゆっくり散策してアフンガラのホテルに宿泊する予定です。(初のインフィニティ―プールのヘリタンスアフンガッラ)


先ずはプランニングを紐解いてみます。南の道路から車寄せに入って黒く三角に塗られているのがエントランスです。いつものように壁で囲われていないエントランス。外気吹きさらしです。そこで宿泊者はチェックインを済ませて有名な螺旋階段を上がります。

螺旋階段はグランドレベルより1階、2階へと繋がっていますが、海の見えるレストランとホールは1階となるので多くの宿泊者は1階のホールへの入ります。


こちらが螺旋階段。

ポルトガルとシンハラ人(スリランカ)の戦いを表現したラキ・セナナヤケの彫刻作品でブロンズで造形されています。

登り切った2階には笛吹の男の作品があり、ガイドさんによると戦いに勝って平穏が戻った喜びを表現しているのだそうです。

上から差し込む光が幻想的な空間でした。


※スリランカはダッチ(オランダ、ドイツ)とポルトガル、イギリスといった国々に植民地化されていた歴史がありますが、人々は皆明るい人が多く日本人に対しても親切な方が多かったです。






1階ホールがこちら。

螺旋階段から出るとこのホールへ導かれ、海を望む景色にしばらく息をのんで立ち止まってしまいます。

バワはこのような演出をそれぞれのホテルで仕掛けています。


宿泊者も訪問者もこのホールでウェルカムドリンクをいただく事になります。





ホールを抜けると海はもう目の前。

ポルトガルのレサでアルヴァロ・シザ設計の『ボア・ノヴァ』に訪問した時も海外線と建築が迫っており。記憶が蘇りました。










先程のホールに戻ります。

正面の海を向かって右側に視線を持っていくと芝庭と宿泊室につながる長い廊下が見えてきます。

そう、あの有名な景色です。

先程の配置図からわかるように、宿泊室は部屋から海を見れるような配置のため自ずとプランニングは海岸線に沿って長くなってきます。


このライトハウスの特徴的な所は北に延びるウイングと南のウイング(バワのオリジナル)に宿泊棟が分かれており、それが中庭を介してSの字にように組み合わさっているところです。

そのプランニング(眺望を大切にした)にホテル側の厨房や機械室、スタッフルームなどが邪魔しないように全てグランドレベル階に計画されています。



こちらが中庭空間。廊下を歩いていくと北ウイングの眼前にあるインフィニティ―プールが見えてきます。築山を上がると上部階に上がれてしまう遊び心もあり、歩き回るのが楽しいホテルでした。



こちらは最上階にあるレストラン。最近ではサントリー響きのCMで松田龍平さんが女優さんと出演されていて有名になりました。

眼前のインド洋の波しぶきの音がとても迫力がありました。








こちらはスイートルーム。それぞれのスイートはテーマが決められており。こちらはアラブ。

浴室やトイレまでアーチになっており面白いデザインでした。

バワ設計のホテルは見学だけでも可能な場所が多く、この様に空いている場合はスイートを見せてくれるケースもあるので是非訪ねてみて下さい。



ジェットウィングライトハウス

※こちらのホテルは非常に人気があり、ほぼフルブッキング。私も直前になって空きが出ましたが1泊、80,000円近くになり他のホテルも考えると泊まれ事が出来ず、見学のみとなりました。宿泊希望のある場合はホテルの空き状況で日程を組まれるのが良いと思います。


#jetwinglighthouse

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