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住宅における耐震補強
近い将来、南海トラフも想定されている災害の多い日本。 既存住宅においての耐震診断と補強について分かり易く解説させていただきます。
古民家における耐震補強
耐震補強はいくつか事例は持っていますが、今回は私の実家を例にとった方が差支えないと考えました。
木造平屋建て、地区100年は優に超えているため伝統工法になります。こちらを実測調査し、現況の耐震性と補強計画を立ててみます。

Ⅰ.実測及び図面起こし
耐震補強は古い建物が多いのは当然です。(一般的には1981年6月1日以降に確認申請許可を得たものから新耐震と呼ばれて接合金物が取り付けられているとしていますが、こればかりは調査をしないと分かりません。これ以降でも実際と図面が違う事はざらにあります。)
という事は図面がない建物を診断するには先ずは調査をして図面を起こす作業から始めます。※大きさにより費用は大きく異なります。
ですので、図面がある建物の場合は診断結果までが早く費用負担も少なくなります。
こちらは実測を元に起こした平面図になります。この他に高さの分かる断面図も起こしています。この時に周辺状況、地盤状況、基礎の損傷や屋根、外壁の劣化状況。内部においても損傷具合を事細かに調査致します。
ここで補足ですが、診断には大まかな情報と調査による一般診断と場合によっては床下や破壊検査までする精密診断とが存在します。
先ずはご自宅の耐震性を知りたいだけという場合は一般診断でも充分です。さらに補強を前提に細かな箇所まで調査をしたい場合は精密診断を依頼されると良いでしょう。
弊社でおこなった診断では、一般診断でも局所的に確認がしたい場合。大工さんに壁をはがしていただき、一部分のみ精密診断のような調査に入るケースもございます。

Ⅱ.診断結果
※準備中

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