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スリランカ建築行脚(12)

更新日:5 日前

Brief Garden を見学したあと、少し北上してベルワラへ。バワ設計のヘリタンスアーユルヴェーダマハゲダラを見学しました。名前の通り、アーユルヴェーダ施設でジェフリーバワの設計。旧ザ・ネプチューンホテルという名で1976年にオープンしたこのホテルはこの時代、スリランカでバワが実現させた唯一のホテルです。



建築の構成はインド洋に対して大きなH型に計画されており、中央部分の1階はレストラン、2階はフロントとテラスになっています。訪問者は主要道路より鉄門を入るとヤシの樹に囲まれた車寄せに通されます。そこで車を止め、カートに乗り換えます。スタッフが運転するカートでしばらく走ると建物が姿を現します。


Heritance ayurveda
Heritance ayurveda

H型の真ん中(インド洋側)が中庭になっていてレストラン、プール、その向こうにインド洋。というプライベート空間になっているため、敢えて2階にフロントを設けています。そこはアフンガッラと違うところ。なぜなら、アーユルヴェーダは心身ともに休ませる施設のために宿泊者と外部を切り離す必要があったからだと想像します。

アーユルヴェーダは少なくとも1週間、長いと一月単位で施術を行いますので宿泊者は食事や施術をプログラムに沿ったもので行います。(但し、忙しい日本人のために4日のプログラムなども対応可能なので調べてみて下さい。)


この建築の特徴は何と言っても真っ白に塗回された角が無いデザイン。宿泊室のバルコニーも海に見える位置に配置され、有機的な曲面のあるデザインです。これはフロントの家具に至るまで統一されています。

フロントにはラキ・セナナヤケの樹木をモチーフとした美しいレリーフがあります。私は見学だけでしたので入れる場所はフロント周辺とテラス、レストランくらいでごくわずか。案内いただけた部屋もありましたが全て撮影不可。ですので撮影させていただけたわずかな写真を載せています。


Heritance Ayurveda
Heritance Ayurveda

右側の奥に延びる廊下がフロントへ通じる。格子状に組まれた垂木と屋根下地のスレート。

家具も白で統一され角のないデザイン。(シナモンベントータに似ている。)


Heritance Ayurveda
Heritance Ayurveda

ホールから南面の壁。ラキ・セナナヤケのレリーフ。



Heritance Ayurveda
Heritance Ayurveda

フロントから正面のホールを望む。向こう側にテラス。


Heritance Ayurveda
Heritance Ayurveda

椰子の樹が正面に1本。これは竣工当時から正面を狙って植えられたもの。



Heritance Ayurveda
Heritance Ayurveda

フロントへ戻る廊下の見返り。


約50年前の竣工とは思えないほどのメンテナンスがされており、とても美しい状態を保っていました。私も一度は長期間でアーユルヴェーダを体験したいものです。



(13)へ つづく。

 
 
 

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