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スリランカ建築行脚(25)最終章

4月24日
読了時間: 4分

更新日:9月4日

スリランカの自然と調和する建築


ジェフリーバワ設計のジェットウィングラグーンウェルネスについてお話しします。このホテルは、1966年にブルー・ラグーンホテルとして開業しました。スリランカで最初の観光客向けリゾートとして誕生したのです。しかし、時が経つにつれて、ホテルは使われなくなり、廃墟と化してしまいました。


2012年、創業者の息子であるヒーラン・クーレイ氏が再建を手掛け、現在の形に蘇りました。改修設計はヴィノッド・ジャヤシンゲ氏によるものです。彼は、当初ラグーンに向けて開かれた配置を中庭に長いプールを設けることで、西側にもラグーンを感じられるように改修しました。


Jetwing Lagoon Wellness
Jetwing Lagoon Wellness

ラグーンから見たホテルの様子です。正面には「ブルーラグーン」という名のレストランがあります。左側には図書室などが入ったエリアがあります。


自然との共生


このホテルでは、自然との共生が大切にされています。ラグーンにはさまざまな植生があり、中でもマングローブは重要な役割を果たしています。自然を感じることができる空間が広がっています。


Jetwing Lagoon Wellness
Jetwing Lagoon Wellness

Jetwing Lagoon Wellness
Jetwing Lagoon Wellness

Jetwing Lagoon Wellness
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レストランの眼の前にはイエロー・フレイム・ツリー(黄炎木)が植えられています。スリランカの象徴的な樹木が必ず植えられているのです。


心地よい空間


朝日が昇る前の静けさの中、ラグーンを眺める時間は特別です。高低差を利用した芝庭は、まるで自然の一部のように感じられます。ゴール要塞の石垣を思い出させる景観が広がっています。


Jetwing Lagoon Wellness
Jetwing Lagoon Wellness

レストラン「ブルーラグーン」では、朝食と夕食が提供されます。ここでの食事は、心を満たしてくれる特別な体験です。


Jetwing Lagoon Wellness
Jetwing Lagoon Wellness

ヨガと瞑想の時間


朝早く、私はヨガのクラスに参加しました。夕方には瞑想プログラムも行われていますが、私はその時間にはチェックアウト予定でしたので、ヨガだけ参加しました。ヨガマットは少し不安定でしたが、心地よい時間を過ごすことができました。


Jetwing Lagoon Wellness
Jetwing Lagoon Wellness

宿泊したのはレストランの南東に一番近い棟の1階でした。そこから見た景色は、心を和ませてくれました。出窓の設計がこのホテルの特徴であり、アイコン的存在です。


Jetwing Lagoon Wellness
Jetwing Lagoon Wellness

建築の魅力


この宿泊室で最もわくわくした場所は、バスルームとリビングをつなぐ中庭です。両方の部屋から出窓が出ており、空を見上げることができます。このような仕掛けは、自然を感じるための大切な要素です。


Jetwing Lagoon Wellness
Jetwing Lagoon Wellness

バスルームは、外気にさらされているため、開放感があります。洗面台やトイレ、シャワールームが配置されています。


Jetwing Lagoon Wellness
Jetwing Lagoon Wellness

スパでのリラックス


スパエリアには蓮池があり、リラックスできる空間が広がっています。今回はアーユルヴェーダではなく、サウナを利用しました。日本のサウナ施設と比べると、まだまだ改善の余地がありますが、スリランカの自然を感じながらのひとときは特別でした。


Jetwing Lagoon Wellness
Jetwing Lagoon Wellness

旅の終わりに


ジェットウィングラグーンに1泊し、午前11時にチェックアウトしました。ニゴンボの漁師町を横目に見ながら、タクシーでバンダラナイケ国際空港へ向かいました。時間に余裕がなく、飛行機に乗り込み、インドのニューデリー経由で日本に戻りました。


約26年ぶりの海外旅行でしたので、行くまでは緊張感がありましたが、結果的に充実した建築研修の旅となりました。一人旅の緊張感を持ちつつ、毎日が感動と気づきに満ちた旅でした。


バワの作品集で著書のロブソンがこう書いています。


「ほとんど図面が描けず、建築構造を直感的に把握するのみで、庭造りにおいても園芸的知識は乏しかった、、、プロジェクトの主要コンセプトを発展させ、進行に道筋をつけ、十分な結果がでるまで批評家や審査員を演じた。バワこそが設計に息を吹きかけ、最後の魔法をかけることができる人物だった。」


ルヌガンガのベンチで、未来の建築像について何を想っていたのか。バワの人物について少し触れることができた気がします。


終わり。


 
 
 

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