スリランカ建築行脚(23)
- 松下佳介

- 7 時間前
- 読了時間: 2分






















カンダラマホテルの魅力を最後に写真で紹介してみました。
このホテルには世界中から観光客が押し寄せていますが、それは建築を通して自然や動物に触れる特別な体験ができるに他ならないからです。猿が走り回るベランダ、周辺で楽しめるサファリ、カンダラマ湖を望めるインフィニティ―プール、あるいは豪勢な料理やサービス。またはアーユルヴェーダの体験かもしれません。人々は建築という守られた箱の中からその体験を経験する事が出来るのです。
スリランカは植民地時代から続くプランテーションと観光産業が大きい。それは時間を共にした現地ドライバーからも話しを聞きました。(今回の旅でコロンボ郊外の観光学科のある大学を観ましたが、巨大な現代建築物でおおよそ街と違う雰囲気でした)カンダラマホテルはスリランカ独立から観光産業の中心としたホテル建設にインパクトを与え、今でも魅了し続けています。しかし、それはあくまで資本主義社会の延長線上にあるという事は忘れてはいけないと私は感じました。そういう意味でいつ足元をすくわれないとは限りません。
建築というものは、その瞬間のためのものだけではないと想っています。
自然と一体化させる。というジェフリーバワの想いは未来への建築の在り方にも想いを込めたのかもしれません。大規模なホテル設計に携わる一方でスリランカ伝統建築を改修しつづけたバワ。その建築をどう読み解くかは後世に残された設計者の使命かもしれません。




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