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イタリア建築の旅・原点回帰(1)

18 時間前
読了時間: 3分

こんにちは。私はヤマザキマリさんのテルマエロマエという漫画が大好きです。

そのことに関して、マリさんの生き方が私の母と似ている気がしてならない。そんな所が大いにある気がしています。それは漫画の主人公、ルシウスにも表れています。

仕事にストイックでどんな困難にも立ち向かいながら力強く生きる。時に行き過ぎてしまって頑固でバランスが悪いがどこか憎めない性格。といったところでしょうか。

最近、またアニメで見返えす機会があり、初めてのイタリア建築行脚の事を書いておこうと思いました。


学生時代に出会った西洋建築

私は大学在学中、西洋建築史を学ぶのがとても大好きで、単位をとった後も後輩に混じって何度も西洋建築史の講義を受けにいったほどでした。特にイタリアは建築を学ぶものにとって重要であり避けては通れません。古代ローマ建築からロマネスク、ルネッサンス、バロック、そして現代まで歴史の厚みがとてもある国なのです。

私は特にローマ時代のパンテオンやコロッセオ、フォロロマーノやカラッカラの浴場、さらにミケランジェロの作品、フィレンツェのドーモ、ボッティチェリやダヴィンチの絵画。ヴェネツィアの路地空間、パッラディオのバシリカを中心とした建築群などなど。建築や絵画を含む芸術が華開いたまさに芸術の都。


資金繰り

学生だった私はお金がなく生活費も母からの仕送りと奨学金が頼りでした。そんな極貧生活でしたので、授業のない昼間と夜にアルバイトをしてようやく資金を貯めました。

幸い、当時は円高で航空券はトランジット・長時間移動を我慢すればヨーロッパでも往復6万円から8万円程度で売りに出されていました。もちろんインターネットも無い時代で航空券情報の載った分厚い雑誌を手に取り、そこから条件にあうチケットを見つけて直接電話で問い合わせ。

とりあえずチケットと最初の1泊だけの宿を代理店に予約してもらい、あとは行った先々でユースホステルに泊まる、もしくは安宿で値段交渉するという感じでした。


出発

大学1年生の頃、関西国際空港がオープン。今まで遠かった海外がぐっと近くに感じられた出来事でした。

私は大分県の大学に在学していましたが、イタリアへ向かうのは実家の和歌山へ帰省している時期。確か午後の便でのタイ航空でバンコクへ。トランジットでドイツのフランクフルト、さらに乗り換えてローマに到着した気がします。(記憶があいまいですが)


ローマへ

到着は夜中。イタリアの方に聞きながらなんとか空港でタクシーを捕まえてホテルへ到着。約1日がかりの長時間移動でくたくたでしたが、すぐに眠れなかった気がします。初めての異国という興奮と明日からの移動なんかを考え荷ほどきをしたりしながら過ごしていました。



建築巡りの始まり

初めてのローマでの夜が明け、朝食をとり、さて建築を見て周ろうとバックパックを担ぎながらホテルを出ると斜め向かいにボッロミーニのサンカルロアッレクワッットロ聖堂が現れました。周辺の建物とは全く違ったオーラを感じて足が止まった記憶があります。本当に圧倒されました。



Wide-angle view of a young traveler standing near the Pantheon with a sketchbook.
サンカルロアッレクワットロ聖堂

道路から見るファサード(立面とも正面ともいう意味)はうねりがあってまさにバロック建築。内部がまた特徴的で楕円形の天蓋をもって光と影で浮かび上がる造形がとても美しい空間です。同じバロック建築時代を代表するベルニーニとも比べられる事が多く、私もまだ見学できていないサンタンドレア・アル・クイリナーレ聖堂も素晴らしい建築です。

それがイタリア・ローマでの建築行脚の始まりでした。



参考文献:磯崎新+篠山紀信 建築行脚 (9) バロックの真珠 サン・カルロ・アッレ・クァトロ・フォンターネ聖堂


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