top of page
執筆者の写真松下佳介

山形の手仕事(1)

山形への打合せという事でせっかくだったら。。という事で山形の手仕事を知りたいと思い東村山郡山辺町という土地で古くからカーペット製造をされている山形緞通さんに工場見学をさせていただきました。

快く案内していただきありがとうございました。



その歴史は古く、戦前より女性の職場を作るために立ち上げられてから、戦後の物のない時代(材料もなく困難な時代もあり、葛の根で敷物を作っていた時代もあったそうです)

にも頑張って続けてこられ、その努力、製品がアメリカの目に留まってウール素材の輸入を優遇されるような結果となったそうです。


現在は逆に高級品となってしまったカーペットの受注の裾野を広げるため、デザイナーや企業と組み、シンプルな製品へと繋がっているようです。


昔ながらの手織り技法や機械を使用する手差し技法。その緻密な作業を見せていただき感動致しました。生まれ変わったらモノづくりの職人にもなってみたいなと本当に思う所ではありますが、若い方もたくさん働いており活気のある作業所でした。




駅の構内の食堂のおばちゃんに、山形のお土産を聞いてみましたが、今はな~んもねーべやと言われてしまいました。確かにリンゴの時期は過ぎていますが、、お米もお酒も美味しい土地柄ですよね。たくさん魅力はあると思います。

休憩所は中村好文さんの設計でベンチのカーペットがふわふわ、ふかふかでいつまででもスリスリしたい気分でした。


こんな設計依頼がくるだなんて、設計者冥利にすぎますね。

気張らず、優しい感じのするデザインでした。


これは工場2階をリノベーションして商談室やショールームとしたリノベーションの模型です。わくわくしますね。

ここ栃木のお隣群馬県にも機織りの産業があり、北側の光を取り入れたのこぎり屋根が有名ですが、その優しいトップライトはそのままに可愛らしいデザインでした。


山形では戦後の砂糖がなかった時代に酢醤油を氷にかけて食されてたようで、今でも出されているお店があると観光案内所で聞き、早速帰り道で寄ってみました。

味はところてん(酢醤油のほう、私は関西人なので黒蜜の方がいいのですが)といった感じと聞いていましたが。。。そのままでした。

次回はチーム皆で食べに行ってみようと思います。



Comments


bottom of page