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執筆者の写真松下佳介

少林山達磨寺へ訪問


こんにちは。先日、高崎の現場へ今年初めて伺いました。

その帰り、高崎市の通称、達磨寺へ行きました。目的は私が高校生の頃に卒業論文に選んだドイツの建築家のブルーノタウトが一時過ごしていたお寺という事で、その足跡に触れてみたかった事。

入口は日本建築を再発見したとの事で、この建築家に興味を覚えたことが始めでした。

写真にある小さな民家が洗心亭というタウトが住まれていた建築です。ナチスから逃れ、遠く離れたこの日本で何を考えて過ごしたのでしょうか?建物は南東に縁側を設けた開放的でありながらも素朴な佇まいでした。北側の裏口は切妻屋根で表情が違います。柱のグリッドは京間でしょうか、内部は見れませんが恐らくたたみ一枚分大きいサイズで作られています。職人が関西出身だったのかもしれません。束は4尺グリッドで建具は4枚割りなのに3分割に配置されすっきりとしたプロポーションに見えます。

まさか18年経った今、訪れる事になるとは思いもしませんでした。なんと現場から15分のところにありました。次は熱海の日向邸なども、コロナが落ち着いたら訪ねてみたいと思います。

達磨寺本堂にもお参りさせていただき、大きな達磨さんの像や達磨がたくさんの本堂もじっくり見ることが出来ました。



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