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執筆者の写真松下佳介

堀部安嗣さんWEB講演で

本日はOMソーラー主催で堀部安嗣さん設計の扇ガ谷の家で実践されたパッシブ設計の講演に参加させていただきました。東大の前先生や住宅でパッシブ設計に携わった方々のお話しが聞け充実した時間でした。特に印象が残ったのが、堀部さんのおっしゃった過去(歴史)から出来上がった技術や材料には、そこに至った理由があり、それを捨てるのはもったいない。モノづくりに大切な職人を育てていく事も大切。この家には”肌感覚”を大切にしてきた。という事をはじめとしたお話しでした。

モノづくりの担い手である職人が楽しく働ける現場と仕事が用意される世の中であって欲しいと思います。前先生からは2,000ワット社会のお話しも出てきましたが、今の世の中では人間一人当たりの電力消費量が日本は5,000ワットを超え多すぎるというお話しです。日本は江戸時代、エコな生活を送ってきた事はいろいろな所で知られている事実ではありますが、今更、全てを200年前に戻す事は不可能です。

現代のテクノロジーを使っていかに地球に優しい社会にしていくかが重要な気がします。加えて話しますと、私は山肌を切り崩して取付けられたソーラーパネルやいかにもといった住宅の屋根のソーラーパネルが大嫌いです。売電の為に自然を壊していいの?パネルは古くなったら再生できるの?ゴミになるんじゃないの?太陽光自体は良いものと思いますが、この様な何も考えられない使い方に問題があるのです。

もう20年以上前になりますが、デンマークに旅した時に水平線に並んだ風力発電の景色の美しかったこと。あの羽は一つ一つ職人が作り上げたものなんです。実際、作っている職人さんに出合いお話しを聞けて感動したものです。

話しがそれましたが、いろいろと考えさせられた充実した講演でした。


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