これはスウェーデンはストックホルム郊外にある森の火葬場といいます。火葬場と言っても世界遺産にもなった墓地です。Skogskyrkogardenという場所にあります。
駅を降りると右手にお花屋さんがあり、その先を進むと火葬場の入口が見えてきます。
この写真は入口から火葬場に向かうアプローチをおさめたものです。
私が訪れたのは20年近く前の
春先であったと思います。あまりに心地よい空間で2度訪れています。
設計したのは、グンナール・アスプルンドとシーグルド。レヴェレンツ。何といっても素晴らしいのは、ランドスケープデザインと建築の佇まいの美しさです。
森の中に足を踏み出せば、松林の中に日本の墓地のそれとは違い木のふもとに墓地があり質素そのものです。森の中に故人が眠っているように感じました。
途中でおばあさんにつかまってしまい(笑)グレタガルボの墓地に案内されましたが、いい思い出です。このように建築は個々の存在が主張されがちですが、土地の一部というもっと大きなビジョンで考えることもとても大切に感じます。