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執筆者の写真松下佳介

温熱環境シュミレーション

本日は断熱材メーカー、マグイゾベール主催のWEB講演会でした。

東大の前先生と兵庫県の松尾設計室の松尾さんの講義があり、とても興味深い内容でした。

私も省エネルギー化が切実な問題だと意識し始めてから、ホームズ君というパッシブ設計専用ソフトで解析を初めてまだ2年ですが、設計者としてまだまだ勉強を続ける必要がある分野だと実感しています。弊社も前橋の住宅設計でパッシブ設計を具体的におこないましたが、今回の講演でその大切さがひしひしと感じました。

昨今の電気代高騰、夏場の温暖化、これらを考えると化石燃料をなるべく使用せず快適に暮らせるか、クライアントのために大いに関係することなので、設計者がもっと勉強すべき大切なことだと考えています。


今回は今年10月より改正された国交省基準に断熱等級6、7が追加された事の裏話もありました。国交省は6、7等級は制定したものの、設置基準を設定していないそうです。

これでは住宅環境が良くならないですよね。

しかし、これらの設計は自らが考え、実行していけば将来への備えができる事です。



次に、こちらは前橋の家で私がシュミレーションした画像です。

間口が狭く、奥行きが長い敷地で、しかも周辺に高さが大きい住宅が3件も建っている案件でした。その中で室内環境がどれだけ良くできるか、日射取得が多く取れるか、いろいろな角度で検討致しました。



これらのシュミレーションをする事によって、電気代やエアコンの容量、冬季の室内温度などが眼にみえる形でクライアントに示す事ができるのです。

松尾先生は設計者でもシュミレーションをされている事務所はまだまだ少ない、とのお話しでしたので、もっと多くの方に、省エネシュミレーションの重要性を知っていただけたらと思います。

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